幼稚園・小中学生: どんなに幼い子供でも、マウスさえ使えれば、カーリー¹を使うことができます。マウスを動かすだけで、17種類の文様群に基づいた、美しいモザイク模様を描くことができます。「使い方」を読む必要もありません。誰が描いても、必ず傑作ができます!
高校・大学生: 幾何学を勉強している学生は、カーリーを使って、組織的に、全17種の文様群²(wallpaper group)、全7種の帯状装飾群(frieze group)、そして12種の紋章群(rosette group)の解析をすることができます。カーリーの、それぞれの群の「特異点を表示」する機能と、群名を「コンウェイ記法」³ と「IUC記法」⁴ とで表記する機能とが、理論的な解析を助けます。
訳者注:
¹ 「カーリー」というプログラム名は、インドのヒンズー教の、十面十臂の女神の名前から採られています。十ある手のそれぞれに色鉛筆を持ち、同時に動かして、絵を描いている姿を想像してください。
² 文様の持つ対称性については、次のサイトを参照のこと:文様の17種への分類。
³ John Horton Conway によって提唱された記法。「オービフォルド記法(orbifold notation)」ともいう。
⁴ IUC=国際結晶学連合(International Union of Crystallography)。IUC記法は、1952年にIUCによって採択された。
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このページの日本語訳をしてくださった、竹内建(Tatsu Takeuchi)氏に感謝します。